サムスンだけではないらしい…
サムスンの「Galaxy S4」には、特定のベンチマークアプリを使用した場合に限り、通常使用では発揮することのない性能が発揮されるという「ブースト機能」が搭載されていることを
こちらの記事で紹介しましたが、今度は「Galaxy Note 3」を始め、他のメーカーの端末にもそのような機能が搭載されていると「
Anandtech.com」が伝えています。
まず、問題の発端となったArs Technicaの記事で、サムスンが「GALAXY Note 3」にベンチマークスコアを不正に引き上げる「ブースト機能」を搭載していると指摘しました。
1番上がブースト状態、2番目が通常のベンチ、LG G2よりも通常でも高いという皮肉。
サムスンの説明では、バッテリーの消耗などの観点から特別なケースに限り最高のパフォーマンスで駆動すると説明しています。しかし Ars Technicaが様々な角度から調査をした結果、ユーザーがそれを体験するのは難しいとの事。
そしてさらに衝撃なのが「
AnandTehc」が指摘したこの一覧表です。
各ベンチマークアプリを使った場合にブースト機能が働き出す端末を「Y=不正あり」で示したもの。▼
サムスンのGalaxyシリーズ以外にも、HTC、ASUS、LGの端末にブースト機能が存在するということが明らかになりました。「AnTuTu」「Vellamo」のベンチアプリを使用した時のブースト率は異常なものがあります。
Google や Google傘下のモトローラが行っていなかったのは唯一の救いでしょうか?
ソニーモバイルの端末も気になるところです。
Android端末はスペック至上主義という状態が長い間続いてきたこともあり、端末の優劣を見る一つの目安としてベンチマークアプリが利用されてきました。自社スマートフォンの優位性を手っ取り早く示すため、このような悪習が行われていたということでしょう。
これだけの数のメーカーがやっていたとなると「一周回って同一条件!」なんて可笑しな話にもなってきます。ベンチマークアプリが意味のないものになった今、頼れるのは己の体感のみですねぇ…。
[
Anandtech.com][
AnandTehc]
アスペクト (2013-01-28)
売り上げランキング: 49,507
- 【その他・国内】カテゴリーの過去記事
-